
ローファーを選ぶのはすごく難しいので、失敗した人、または、これから買おうとする
初心者の方に選び方の参考記事を書きます。
僕は大学生の時に、初めてローファーを買ったんですが、やはり、失敗しました。
サイズの選定が難しいのと、靴を買う際の基本のキの字も知らない中でしたが、
失敗するのも当たり前。
特に高級な革靴になるほど、失敗はできる限り避けたいですよね。
ローファーとなると、より失敗するのは必至だったんでしょうね
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ローファーはどうやって決めればいいの?
春になれば、何かと、新しい靴を、服を選ぶ季節ですよね。そういった中で、ローファーのサイズ選びについて見ていきます!
基本的なサイズ選びに関してですが、通常の靴と同様に
①足のむくむ夕方以降に試着する
②実際にその靴に合わせる靴下を履いた状態で合わせる といった部分は同様です。
が、ローファーならではのサイズの悩みってのもありますよね。
ここで、オーダーシューズの職人の友人にズバリ聞いてみたら、①、②は当然の話、まずは、
とにかく、ローファーの場合には、「歩いて決める」
これが、長年、靴づくりをしてきた職人のいう言葉です。
ローファーに限らず、すべての靴選びに当てはまりますが、こと
ローファーになれば、絶対に避けては通れない、購入時の鉄則行動です。
なぜ、ローファーは難しいの
日本人の靴選びは「ゆとり」について重視する傾向が顕著です。
僕が小さい時から、どうせ成長するから、大は小を兼ねるとか、特に、僕は貧乏性だから、そういった考えが強いです。
でも、
「オーダー靴でも、ぴったりよりはゆったりを選ぶ方が多いと常々感じているんですよね。10足のオーダーをいただいて、ピッタシにしてほしいとの依頼は1件あるかないか」、「欧米のお客様のオーダーは、その反対で1件ほどが、少し緩めでといった要望です。」
とは、職人さんの言葉。
ローファーのサイズ選びについては、「ゆとり」が裏目
なぜかというと、ローファーは調整ができない!これにつきます。
ヒモ靴であれば、きついと思ったら緩めて、脱げると思ったら締めればある程度の歩きやすさは確保できます。
それと比べてローファーは調節する部分がありません。
大きめを、と思って買うとつま先の方に足が滑ってしまい、かかとが浮いてしまう。
甲の部分の面積が狭いため安定感がなくなり、脱げないように無理な歩き方になってしまう。
外反母趾の原因にもなりかねない。
だから、とにかく、買うときには、歩く、歩く。そして、
歩くにも一工夫が必要とも
「オーダーをいただくときには、写真のようなもので測定してもらうのは当然ですが、一番重視しているのが、歩いてもらうこと。」
「量販店には、こういった測定器を置いているところが多いので、サイズをアルバイトの店員さんでも、一目でわかるのですが、
それ以上でも以下でもないです。
的確なアドバイスができる店員さんは、実は、ほとんどいないでしょうね。」
①店内で歩いてみて、脱げないかを確認
②自分の歩足で自然に歩く、気持ち、やや早足で歩いたほうが自然な歩き方となる。
③遠慮しないで歩くこと
履いていれば伸びるからピッタシでいいの?
馬鹿者!と怒られます。
素材と場所によります。
「合成皮革の靴ですと、ほとんど伸びません」
「皮革の場合は革の種類によって伸び具合が変わります」
どの動物の何歳の革、さらに、どこの皮をどう鞣したかで変わりますから、
私がオーダーをいただいたときには、必ず、皮選びから説明をしながら作っていきます。
長く使っていただく上での最低限の知識です。
また、幅は伸びますが長さは伸びません。
足幅が実は重要なんですよね
「量販では、足幅をディフォルトにしていないケースがほとんどですから、どうしても足幅は軽視されがちですが、
実は、非常に重要なんです」
「でも、オーダーメイドでない限り、ここはあきらめるしかないです」
とは、職人談。
「特に、日本人は幅広だから、幅広を選ぶ方が多いのですが、最近はそうでもないです。日本人が欧米化した体格になってきたのが背景です。」
「毎度でなくても、一度、足幅については、計測されることをおすすめします。シューフィッターの方がいるお店がお勧めです。」
まとめ
大学生の時に履いていたローファーはサイズが合っていないものでした。
いま履いてみても、長さが合わず脱げます。
でも、甲にはるパットで時々、履いてあげて楽しんでいます。30年前の靴も、大切にしていれば十分履けますし、
街歩きで目を良く引くこと請け合いで、お気に入りの1足となっています。
同じモデルが健在 Cole Haan メンズ 男性用 シューズ 靴 ローファー Pinch Tassel - Burgundy
写真をアップしておきますが、もう30年前のものですが、
それ以来、敬遠していたローファーでしたが、
こういった基礎知識を知っていたら、もっと、オシャレを楽しむことができた人生だったんでしょうね。
最後の最後に、友人の靴職人さんに折角なので、なんでもいいのでアドバイスをいただいたのですが、
「靴を大切に、長く1足を楽しんで履いてほしいです。それには、しっかりとしたメンテナンス道具を1式
保有してほしいですね」、「あまり、こういったメンテナンスをする日本人は少ないんですよね。」、「足元が最大のオシャレをアピールする場所であり、決して新しい、はやりの靴でなくても、長年、大切にメンテナンスした靴を履いているだけで、この人オシャレなんだなと誰もが感じてくれますよ」とのこと。
ぜひ、Sot interiorでも扱ってますので、検討してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!