
普段、マウンテンバイクで通勤しているけれども、タイヤ幅のせいか結構疲れるっす。
なるべく費用をかけずに街乗り最強にする方法が知りたいなあ。
男気あふれる見た目もカッコよく、ラフな扱いにも耐える頑丈さを持ったマウンテンバイク。
昨今は、低価格化してきたロードバイクなどに押され気味ですが、ポイントをおさえた改造で、実は街乗り最強仕様になったりします。
この記事では、従来の26インチのマウンテンバイクを街乗り最強スペシャルにするポイントを、筆者の経験に基づきご紹介していきます。
下記クリックで好きな項目へ移動
なるべくお金をかけずにマウンテンバイクを街乗り最強にする方法
手持ちのマウンテンバイクを街乗り最強仕様にしたい。
でも、極力お金はかけずに済ませたい。
しかし実は、必要最低限の改造とセッティングで全然いけちゃいます。
ショートハンドルに変更
街中では、ハンドルの長さは45〜50cmくらいのショートハンドルが扱いやすいですね。
マウンテンバイクに元々ついているハンドルは、街乗り用にはさすがに長過ぎます。
これでは、正直機動性も犠牲になりますし、無駄に疲れる原因にもなってしまいます。
自転車は、基本的に車道を通行することになりますが、初期状態の長いハンドル幅ですと、本来抜けられるところで詰まってしまったり、、、
という事も珍しくありません。
あの長いハンドルバーは、ダートや悪路を走破するためのものですので、街乗りスペシャルにするのであれば短いもので全然オッケーです。
市販されているもので1番短いものを選択するくらいでちょうど良いですよ。
ロードバイクより若干長めの50cm前後がベスト、と考えてください。
ハンドルバーもあると尚良いです
ショートハンドルにした場合、ライトやサイクルメーターなどをつけるハンドルバーもほしいところです。
長いハンドルの際に問題なくつけられていたライト類も、ショートハンドルにするとつける箇所が足りなかったり、そもそもなかったりします。
ですのでショートハンドルに変更する際には、同時にハンドルバーもつけると良いです。
タイヤ幅は1、5のスリックが最強
街乗りスペシャルにする際の、最強のタイヤは1、5幅のスリックです。
ですのでそもそもデフォルトのブロックタイヤは、街乗りでは全く不要なもので、転がり抵抗が増して、走行時の疲労が増すだけです。
ですのでまずは、街乗りスリックにするのは必須です。
そしてタイヤ幅ですが、細ければ細いほど転がり抵抗も軽くなり楽に速く走行する事が可能になります。
ちなみに26インチのマウンテンバイク用スリックですと1、25あたりからありますが、1、25サイズの場合リムやチューブの変更が必要になる場合もあります。
その点1、5サイズの場合、リムもチューブもそのままで、タイヤの変更のみでいけます。
ですので費用を抑えつつという事を考えますと、他の部品の交換をせずに済む1、5のスリックが最強ですね。
サスペンションのセッティングはひたすら固めに
前後輪サスペンション搭載モデルの場合、特に後輪のサスペンションは結構ガチガチに固めて問題ないです。
その方がペダリング時にパワーも食われにくくなります。
また、細いタイヤとのコンビネーションで速度もかなり出ますので、固すぎるくらいでちょうど良いクッション具合だったりもします。
前輪のサスペンションに関しましても、同様に固めで問題ないのですが、更にひとつ気にしていただきたいポイントがあります。
それは、前輪サスペンションによる車高の調整です。
街乗りの際には、低い位置の視点よりも極力高めの視点で遠くまで見渡せた方がスムースに走行できます。
ですので、もし車高調整可能なモデルでしたら、極力車高を高めにセッティングすると良いです。
ペダルはピンディングはNG、BMX用が最適かもです
ピンディングペダルは効率的なペダリングを考えると非常に有効なアイテムですが、今回の場合は街乗り最強仕様にするのが目的です。
街乗り最強を名乗る以上、通常のスニーカーなどで問題なく、かつ快適に使用できなくてはなりません。
ですのでピンディングはあえて選択外に。
そして幅広の、滑りにくいペダルにすると良いですね。
特にオススメなのは
VP Components マウンテンバイクBMXの自転車、スピンドル、交換可能な滑り止めピンとアルミのプラットフォーム用の自転車のペダルセット
これはカラーも豊富ですので、色合いも楽しめますし、安価で丈夫。
街乗り仕様には最適のペダルですね。
日常整備で特に注意したいポイント
街乗りスペシャルにした際に、日常の整備で特に注意して見ていきたいポイントがあります。
ディレイラー
スムースかつ正確なディレイラーの動きは必須です。
街乗りの際には、細かなギヤ変更で疲労を最低限に、そして速度は最大限にする事ができます。
ちなみに後ろ側のギア比はかなりクロスしていますので、どちらかというと微調整用ですね。
ですので信号待ちからの加速の際などには、実は前側のギアを落とすとより効果的だったりもします。
しかしいざ加速の際に、ディレイラーの調整ミスなどでチェーンが外れたりすると、めちゃくちゃ危険な思いをすることになります。
ですので前後両方のディレイラーにつきましては、可動幅とスムースな動きのチェックを中心に、普段からしっかり行いましょう。
空気圧
ぶっちゃけ、空気圧はかなり高くした方が良いです。
タイヤの空気圧に関しましては、適正値があるのはご存知かと思います。
タイヤの側面などに記載がありますよね。
乗り心地や耐久性など諸々考えられての適正空気圧ですが、マウンテンバイクの場合サスペンションもありますので、相当高い空気圧にしてもデメリットはほぼないです。
乗り心地の問題等一切ないまま、転がり抵抗が低くなって高速走行が楽にできる感じです。
ですので空気圧に関しましては、適正値を若干上回るくらいに設定すると快適に街乗りできますよ。
【筆者所有】街乗り最強仕様の完成形がこちら
大元のモデルは、2003年位(確か)のマングースの競技用エントリーモデルです。
価格は、確か20万しないくらいですね。
参考になるかもしれないので、改造点について具体的に見ていきます。
ショートのアップハンドル
これによって乗車姿勢が直立に近くなり、楽であると同時に遠くが見渡せますので混んでいる朝の通勤時にもスムースな運転ができます。
しかし取り付けた際に、ひとつだけ問題がありました。
これは長さも50cm程度で、しかもアップハンドルになっていますので、このままではライトのひとつも満足につけられないんです。
ですのでハンドルバーを使用するようにしています。
これによって、ライトなどハンドルまわりに必要なアイテムが、無事設置できました。
現在は、もう少し長めのハンドルバーにして、ライトとサイクルコンピューター両方付けられるようにしています。
1、5サイズのタイヤ
僕が入れているのは、パナレーサーの
Panaracer T-Serv PT Tire Black 27.5-Inch by panaracerというモデルですね。
転がり抵抗の低さ、そして耐久性ともに秀逸です。
乗り方にもよるかとは思いますが、20km程度の通勤であれば数年使用してもヘタりません。
ただ、今は26☓1,5サイズは生産されていないのかな?
なかなか入手できないのが難点です。
このタイヤにかなり満足しているので、次回もパナレーサーのスリックを入れると思います。
その他のパーツ類など
ペダルも何度か変えていますが、幅広で滑りにくいものにこだわっています。
先程ご紹介させていただいたような、BMX用のものを好んで使用していますね。
これなら、スニーカーでも革靴でも、ワークブーツでも問題ありませんし、ラフな扱いにも音を上げません。
そして街中で特に気にしたいのが、夜間の後方からの視認性という事で、テールライトは値段よりも性能で選びました。
命にかかわる箇所ですので、これはかなりこだわって、キャットアイのRAPID5 TL-LD650 というモデルを使用しています。
キャットアイ(CAT EYE) テールライト RAPID5 TL-LD650 電池式 TL-LD650 ライト 自転車
これの点滅モードはかなり目立つようで、車に追い抜かれる際に危ない思いをしたことなどは皆無です。
サドルバッグはモンベル製のもの。
ここには最低限の工具と駐輪用の簡易チェーンロックが入っています。
そしてリアサスペンションに関しては、かなりガチガチになるようにセッティングしており、同時にタイヤの空気圧に関しても適正値を大幅に超える圧にしています。
ちなみにちょっとしたポイントとしまして、若干の華やかさを取り入れたかったので、全体的にショッキングピンクのパーツを意識して入れています。
これによって、なにか自分だけの1台感が出て、より愛着もわきますね。
また、街走りには携帯電話のホルダーがあると便利です。できれば、バイクや自転車はハードギアなので、倒したり、ぶつけたりすることを想定して、携帯holderも割れずらいシリコンが良いです。リーゾナブルですので、時には色を変えてデザイン性を意識すればなお目を引くことでしょうね。sotinteriorも取り扱っていますし、僕も3色持っております。
街乗り最強マウンテンバイクのメリット
あえてマウンテンバイクを街乗り最強スペシャルにする事で、得られるメリットも書いていきます。
短い区間ならロードにそれほどヒケを取らない速度がでます
信号と信号の間程度の距離であれば、実はロードバイクとそこまで差のない速度での走行ができます。
メーターで確認できた限りでは、自転車素人の僕でも時速50kmには届かないくらいかな、という速度までは出ますね。
もちろんその速度で巡航は絶対無理ですが(笑)一瞬であればそのくらいは出ますので、車道を走行してもあまり迷惑にはなりにくいかと。
サスペンションによる疲労軽減効果
これ、結構大きいです。
舗装路でも、何気に結構路面がガタついていたりする場合もありますので、サスペンションがあるとないでは結構違いますよね。
ちなみに速度を出す事が前提に、サスペンションも固めにセッティングしておけばペダリング時にパワーを食われるのも最低限に抑えられます。
頑丈なので、あまり細かく気を使わずに乗れる
めちゃ軽くて、高速巡航が楽なロードバイクも良いですが、マウンテンバイクベースのマシンは頑丈さが違います。
ですので正直、かなりラフな扱いにも全く音を上げません。
段差だろうがなんだろうが、全く問題なし。
ですので通勤などにも安心してフル活用できちゃいます。
実はそれほど費用をかけずとも、街乗りカスタムはできちゃいます。
あなた用のカスタム仕様車で、より快適に街乗りを楽しんでみませんか^^