
・祝詞奏上に適した時間帯や服装
・初心者が、まずどんな祝詞をあげたら良いのか
何かと不安な事も多いこのご時世、神仏の強力なご加護をいただきたくなるのは当然です。
ご加護をいただこうと思った時、祝詞奏上は最強に効果を得られるものです。
しかし、、、
祝詞の作法とかって、正直わからないですよね。
教わろうにも、どこで誰に教わったら良いものかわかりません。
この記事では、神職の先生直伝の作法、流れをご紹介していきます。
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自宅で祝詞奏上する際の作法|神前にいる事を意識しよう
自宅で祝詞奏上をする際には、目の前に神様がいらっしゃる事を意識しておこないましょう。
自宅での祝詞奏上の流れと作法
自宅での祝詞奏上は、正座でおこなうのが基本ですが、その際の流れや作法を解説していきます。
そして一礼し、神様に簡単なご挨拶をするところから始まります。
と申し上げています。
ちなみになぜ「祝詞からあげさせて〜」かと言うと、祝詞の後に般若心経も奏上しているからです。
そしてこの時、前日に何か良いことや願い事が叶っていれば、このときにそれに対するお礼も申し上げます。
そうして次に、いよいよ祝詞に入ります。
最初に奏上する祝詞【祓詞】
最初に奏上するのは「祓詞」です。
多分最も一般的に知られていて、長さ的にも短いので、すぐに奏上できるようになります。
この「祓詞」奏上時の流れですが
②2拝
③ここで祓詞の奏上をおこないます。
④2拍手1拝
この後に大祓詞の奏上となりますが、最初のうちは祓詞+般若心経だけでも良いかもです。
もし祓詞だけで終えるのであれば、このタイミングで神様に「ありがとうございました」と申し上げます。
併せて「おそばを失礼します」と申し上げて1拝。
その後に右足から立ち上がり、更に1拝して下がり終了です。
大祓詞の奏上にいく場合
次に、大祓詞の奏上をおこなう場合には、祓詞の後にそのまま以下の流れでおこないます。
とはいえ、お持ちでない方がほとんどかと思いますので、その場合は①は飛ばしてOK
※膝進(しっしん)とは、正座、もしくは膝をついたままの状態で前に進む事
⑤大祓詞の奏上
⑥一拝
「祓詞〜大祓詞」で終えるのであれば、ここで膝退で右足から後ろに下がります。
※膝退とは、膝をついたままの状態で後ろに下がる事
その後のながれは、祓詞のみで終えるときと同様になります。
僕は大祓詞の後に、伊勢神宮内宮神前祝詞〜伊勢神宮外宮神前祝詞を奏上し、般若心経
という流れですが、一般的には大祓詞の後に般若心経で良いです。
ちなみに麻(ぬさ)は、今は楽天などでも購入できるようです。
自作しても購入してもどちらでも問題ないですが、置いているだけでもお祓いやお浄めの効果があるので、用意しておくと安心です。
般若心経を奏上する際の流れ
締めに般若心経の奏上もおこなう事で、陰と陽のバランスがとれます。
祝詞だけですと「陽」の気だけですが、般若心経によって「陰」の側からの気も整い、より効果的です。
②1拝
③般若心経の奏上
④膝退で右足から後ろに下がります。
その後のながれは、祓詞のみで終えるときと同様になります。
般若心経の効果などについても、こちらの記事で確認しておくとより効果的です。
自宅での祝詞奏上の場所と時間帯、用意するものなど
自宅での祝詞奏上は本来は神棚の前でおこないます。
適した時間帯や服装などと併せて解説しますね!
祝詞奏上の場所について
基本的に、神棚があれば神棚の前で、神棚がないようでしたら御神体の前で行います。
御神体は、お手持ちのお守りでも良いですし、何か縁起物のようなものがあれば、そちらをあなたの御神体にしても良いです。
実際僕も、旅行先などではお守りなどを前に置いて、祝詞奏上をおこなっています。
ちなみに神棚がお祀りされている場合には問題ないと思いますが。もしご自身の御神体を前に祝詞奏上をおこなう場合には、注意点がふたつあります。
神様、尊い方、目上の方は北〜西の空間にいらっしゃるからです。・そしてふたつめは、トイレなどの側は避ける事。
トイレは不浄な空間なので、その側でおこなうのはNGとなります。
祝詞奏上の時間帯・タイミングについて
そして次に祝詞奏上のタイミングですが、朝イチがベストです。
これから日の昇る時間帯であり、穢れていないまっさらな状態こそ、祝詞の奏上にふさわしいです。
祝詞奏上時の服装など
朝イチで奏上すると言っても、さすがにパジャマのまま、とかは避けましょう。
朝おきたら、下着を洗ったものに交換し、清潔な服装に着替えて行います。
ちなみに、自宅での祝詞奏上の時には、神社の時と違い正装までする必要はないです。
ただ、清潔感のある服装は意識したほうが良いですね。
祝詞奏上時に用意するもの
祓詞
大祓詞
般若心経
などの、奏上する祝詞やお経のPDF
そして祓い麻があればバッチリです。
しかし、祓い麻については、とりあえずはなくても始められます。
おいおい用意する感じでも良いでしょう。
【祝詞奏上の作法】まとめ
まず、最低限奏上したいのは「祓詞」
そして併せて「般若心経」もあげると良いです。
祝詞とお経で、陰と陽のバランスがとれます。
そして慣れてきたら「大祓詞」も毎日奏上すると、より神様と親密になれます。
奏上のタイミングは朝イチで。
下着などを着替えてからおこないます。
祝詞は神棚があれば神棚の前でおこないますが、なければ北〜西を向いて、前にお守りなど御神体を置いておこないましょう。
そして用意するものは、奏上する祝詞のPDFは必須。
おって祓い麻も用紙すれば完璧です。
僕が、祝詞やお経を毎日欠かさず奏上し始めたのは、2019年の終わりの方です。
毎日の奏上で何が一番変わったかと言いますと、とにかく落ち着きと余裕が出ましたね。
不動心、ってやつでしょうか。
なので物事を冷静に見極められるので、以前と比較すると「間違いのない方向」に進む事ができている事を実感します。
邪念でミスをすることも、ほぼなくなりました。
更には、やはり神社に参拝させて頂いた時の、いわゆる歓迎されている感が全く違います。
もちろん、参拝マナーなども意識している、という事もありますが、いつも非常に温かく迎え入れてくださいます。
ぜひ、毎日の祝詞を習慣化して、神様と仲良くなりましょう!
そして、ご加護のもと安心して暮らして行きましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!