
毎日どうにもすっきりしないし体調も微妙だったりします。
笑顔が健康に良いと聞くけれども、実際のところどうなんでしょうか?
無理して作った、作り笑顔でも効果はあるの?
心身ともに健康になるには笑顔を意識しましょう。
笑顔によって、自分自身の免疫力も上がりますし、ストレスも軽減していくからです。
とはいえ、既に病んでいる状況とかだと「んな事言われても、笑顔を作るの無理だよ、、」という事もあるかと思います。
でも大丈夫!
実は、作り笑顔でもしっかりと効果はあるんです。
この記事では、笑顔が健康にどう効果があるのか、そして笑顔の作り方についてまで解説していきます。
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笑顔が健康にもたらす6つの効果とその理由
笑顔には様々な効果がありますが、ここでは特に健康に与える良い影響について見ていきます。
免疫力がアップする
笑う事によって、免疫力がアップすると言われています。
その理由のひとつは、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)活性が上昇することと関連しています。
NK細胞とは、体内に侵入したウイルスなどを撃退する働きをもっているものです。
これについては伊丹仁明先生による調査が有名だったりします。
なんばグランド花月で3時間にわたって漫才などで大いに笑ってもらい、その前後に血液を採取して免疫力の変化を調べたものです。
この調査から、NK細胞の活性が低かった人の値が上昇し正常値に、そして高すぎる人も値も正常値の範囲に戻る、という結果が得られました。
低くても高すぎてもよろしくないNK活性ですが笑う事によって、正常値になり、その結果免疫力が上がるという事が明らかになっています。
ストレスを軽減してくれます
笑顔によって場の雰囲気が良くなる。
その結果ストレスが軽減されるという効果もあります。
人の感情とか表情って伝染しますよね。
ギスギスした雰囲気の中にいれば自分もだんだんイラついてきますし、結婚式などの幸せな空間にいると自分も幸せな気分になってきますよね。
それと同じように、笑顔も周囲に伝染します。
そして笑顔には、人を安心させる効果もあります。
なのでその場の雰囲気が良くなってストレスが減る。
周囲の人のストレスも減って、その結果さらに自分のストレスも減る、というう良い循環になっていきます。
脳の活性化にも役立ちます
笑いは、脳の活性化にも役立ちます。
そのメカニズムはこんな感じです。
笑う事で20種類以上ある顔の表情筋が働く
→顔の動脈が伸縮し脳から心臓への血流が増加する
→脳の血流量が増え脳細胞が活性化する
笑顔を作るだけでも効果はありますが、大笑いできるようなときには思い切って大笑いすると、より効果があります。
特に、記憶をつかさどる海馬を活性化させるには、大笑いが有効と言われています。
ちなみに笑顔を作るだけにしても、大笑いをするにしても、実際に楽しいかどうかは関係ありません。
笑顔、もしくは笑う、という行為自体に意味があります。
なので実のところ全然楽しくない状況下でも、無理やりに笑顔を作ったりすれば、それで充分に効果を期待できます。
幸福感でリアルな幸せと健康を呼びます
笑顔、そして笑うという行為で、モチベーションアップやストレスの解消、そして幸福感を得る事ができます。
それは、
ランナーズハイの要因の物質、脳内麻薬とも言われるエンドルフィン
そして幸せホルモンことセロトニンなどによって得られます。
今現在、あまりよくない環境下にいてネガティブになりがちな人にこそ、笑顔の効果は絶大です。
自律神経のバランスが整います
笑顔によって、交感神経と副交感神経のバランスがとれます。
つまり、自律神経のバランスが整うんです。
ちなみに、交感神経が優位になると、ストレスホルモンの分泌が増えます。
しかし笑顔によって、副交感神経が優位になり、そのストレスホルモンの分泌が減少します。
とはいえ、副交感神経ばかりが優位になりすぎても、今度は逆に腹痛や免疫力の低下にもつながるので、双方のバランスが大事だったりします。
要は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると良くないんですね。
でも、笑顔を意識する事で、バランスをとりつつも副交感神経優位の状態を作り出します。
笑顔で、良い感じに自律神経が整う、という事になりますね^^
アレルギー改善の効果も期待できる
笑うことで、アレルギーの原因といわれているIgE抗体を減少させると言われています。
アレルギーとは、免疫機能の過剰反応によるものですが、その主な原因となるのがIgE抗体と言われています。
笑顔でそれを減少させる事ができるため、アトピーの専門医の先生も、笑うことで改善が早まる可能性があるとおっしゃっていたりもします。
もちろん本格的になおすには、生活習慣の見直しなども併せて必要ですが、アレルギー改善にあたって、笑顔が強い味方になってくれるのは事実です。
笑顔が笑顔を作る、といった感じでしょうか。
作り笑顔でも大丈夫です
自然に笑顔を作れない、そんな状況なら作り笑顔でも全然大丈夫ですよ!
その理由、そして僕が意識して取り入れている方法などもご紹介していきますね。
作り笑顔でも効果を得られることは実証されています
リアルに面白くて笑っても、作り笑顔でも脳の働きは同じという研究結果が出ています。
つまり、脳は作り笑いと本物の笑顔の区別はできない。
先述の伊丹先生が1994年に行った実験で、作り笑いで微笑むだけの場合に、NK細胞の活性がどうなるか調べたものがあります。
何も面白くもなんともない状況で、2時間の間とりあえず笑顔でいてもらうというものです。
その結果、数値の高い人も低い人も、同様に正常値の範囲におさまりました。
その結果から、とりあえず表情だけでも笑顔にしておけば効果がある、という発見をしています。
笑顔が幸せを呼び、ひいては健康に寄与します
笑顔には、免疫力のアップやストレス解消効果など、健康面で良い効果が多数あります。
そしてさらに、笑顔は周囲の笑顔を呼ぶので、自分を取り巻く環境も良くなり、環境からのストレスも減ります。
環境からのストレスが減ると、さらに笑顔になれる。
そしてもっと健康になることができる。
つまり笑顔が笑顔を呼び、そして更なる幸せを運んできてくれる、といった感じになります。
また、ペンシルバニア州立大学の実験でも、笑顔の人に対しては好意的な印象を持つ事が確認できています。
また、有能さすら感じさせるとの結果も出ているんです。
自分にも周囲にも、ぶっちゃけ良いことしかないですよね。
笑顔を日常に取り入れるには、費用も手間もかからないので、早速今から取り入れてみましょう。
笑顔を作るコツ【通勤中でも大丈夫】
以前から僕は、花粉の時期などにはマスクの下で口角を上げるようにしています。
1日中はさすがに無理ですが、通勤中などは特に意識しておこなっています。
そのときのコツは、口の真ん中部分を若干下げ、逆に端の口角部分はかるーく上げる感じです。
ほんと軽くで良いですね。
そしてたまに、左右の口角どちらか片方だけ上げたりと変化をつけると、顔の血行も良くなり、脳への血流も増します。
口角を上げるのに慣れてくると、日常生活においても徐々に笑顔が普通に出るようになりますので、そうなればしめたものですね。
笑顔が笑顔を呼び、心身ともに良い循環ループに入れます。
今シンドイ状況の人ほど、ぜひ作り笑顔だけでも試してみませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!