
この記事では、こんな疑問にお答えしています。
・日光浴が良いとよく耳にするけど、実際のところどんな効果があるの?
・やっぱりずっと健康でいたいので、どのくらいの時間どんな感じでやれば良いのか知りたいです。
昼休憩時など必ず外に出て、毎日の日光浴をしています。
その効果もあってか、健康だけは誰にも負けないほどです。
どなたにも手軽にできて、健康面でも有意義な日光浴について、この記事で解説していきますね☆
雨でもOK|日光浴で得られる6つの効果
まずは、どのような効果を得られるのか見ていきましょう☆
まずはビタミンDの生成による効果を4つ
日光の紫外線を浴びる事で、体内でビタミンDが生成されます。
それによって、こんな効果があります。
カルシウムの吸収促進による骨の健康維持
骨の材料となるカルシウムは、本来非常に吸収が悪いものです。
しかしそんなカルシウムも、ビタミンDの働きによって、効率よく体内に取り込む事ができます。
また、カルシウムの吸収促進のみならず、そのカルシウムが不足したときには尿からカルシウムを再吸収する働きも持っています。
免疫機能の維持・向上
感染症なども気になるご時世ですが、ビタミンDには免疫力の向上、といった嬉しい効果もあります。
なので様々な感染症の発症や悪化の予防はもちろん、生活習慣病の予防に対する効果も期待されています。
また、この免疫機能の向上については、ビタミンD以外にも、日光浴による体温の上昇によってももたらされます。
日光浴の最大の効果のひとつは、この免疫機能の維持・向上と言えるでしょう。
認知症リスクの軽減
ビタミンDの摂取量の多い人は、摂取量が少ないと比べて明らかに認知症発祥率が低いという研究結果もあります。
もちろん、ビタミンD+適度な運動習慣など、他の要因もプラスされるはずですが、少なくともそういったリスクに対し効果的に働くのは間違いないようです。
インスリン分泌による糖尿病予防
糖尿病(2型)の改善にカルシウムが大切と言われています。
そして、カルシウムを効率的に体内に吸収するためには、ビタミンDが必要です。
また、ビタミンDは、膵臓へのインスリン分泌を働きかける効果もあります。
そういった事からも、糖尿病の予防や改善にも効果的であると言われています。
ちなみに日本人の約半数が欠乏状態と言われるビタミンDですが、日光浴によって、80~90%は体内で作る事ができると言われています。
セロトニン分泌によるメンタル面での安定
幸せホルモンことセロトニンですが、これは精神面での安定などに寄与します。
温泉などで癒やされるのも、セロトニンの分泌が増える事がひとつの理由です。
ちなみにセロトニン分泌が低下するとどうなるかですが、例えば冬季うつ病などはその典型かもしれません。
冬季うつ病とは、冬などの日照時間の短い時期に、うつ症状を発症するというものです。
やはり意識して日光を浴びる習慣がないと、その日光を浴びる時間が足らなくなるんですね。
結果、セロトニンの分泌が低下してメンタル面で問題が出てきたりするんです。
しかし逆に言うと、年中通して日光に当たる習慣のある人は、メンタル面での安定を保ちやすいとも言えます。
日光浴を意識して取り入れる、特に朝イチのタイミングで取り入れる事で、セロトニンを効果的に増やせます。
セロトニンによる効果はこちらでも解説していますので、ぜひ目を通してみてください☆
メラトニン分泌によって寝付きが良くなる
メラトニンとは、体内時計を調整してくれるホルモンですね。
夜の寝付きの良さなどに寄与してくれます。
また、メラトニンの不足は糖尿病の発症率にも影響するとのとの研究もあり、健康的な生活をおくる上で、とても有意なホルモンなんです。
ちなみにこのメラトニンですが、日光を浴びてから15時間前後で分泌が増えると言われています。
つまり日中、特に朝イチのタイミングで日光を浴びる事で、夜間になってからの分泌が増えます。
良質な睡眠は、全ての健康に良い影響がありますので、日光浴によるメラトニン分泌増加も、嬉しい効果と言えますね!
まずは直射日光を15分浴びよう|日光浴で意識したいポイントと方法
様々な嬉しい効果のある日光浴ですが、その効果をより高めるためにはコツがあります。
日光浴をするときに意識したいポイント
日光浴をするときに、特に意識したいのは以下の4点になります。
- 窓ごしではなく直接浴びる
- なるべく肌を露出し、肌に直接浴びる
- 日焼け止めはしない
- 最低15分、できれば30分を週に2回以上
それぞれを順に解説していきます。
窓ごしではなく直接浴びる
窓ごしだと、どうしても紫外線がカットされてしまい、充分な効果が期待できないと言われています。
なるべく肌を露出し、肌に直接浴びる
肌に直接日光を浴びる事で、日光浴の効果をより取り入れる事ができます。
なので、冬でも「手袋を外す」「ちょっと袖をまくってみる」など、意識して肌の露出部分を大きくすると良いです。
そのあたりも考えると「通勤中に太陽を浴びるからいいや」ではなく、意識して日光浴の時間を作るのがポイントになりそうです。
日焼け止めはしない
紫外線を皮膚に浴びる事でビタミンDが生成されるので、日光浴の際には日焼け止めはNGです。
とはいえ、季節によっては日焼けなども気になるかもしれません。
その場合には、日光に当てる部位を日によって変えるとか、時間を15分程度に抑える、もしくは木陰で30分程度おこなうなどの対策をとると良いです。
最低15分、できれば30分を週に2回以上
夏場でも、できれば最低15分はおこないたいところ。
紫外線の少ない冬場なら、30分〜1時間程度できると良いですね。
頻度としては、週に2回以上は必要と言われています。
しかし、5分を週2回程度でも一定の効果はあるようですので、まずはできる範囲で始めてみるのが良いですね。
日光浴の方法について
ひとえに日光浴と言っても「はて、、、どんな感じでやろうか」となるかもしれません。
なのでオススメの方法を3点ほどご紹介しておきますね。
お散歩と組み合わせるとセロトニン分泌も最強です
日光浴だけでもセロトニン分泌の効果は大きいですが、お散歩との組み合わせでこの効果は最強になります。
というのも、セロトニンは一定のリズムを刻む運動を5〜30分程度おこなう事で濃度が高くなっていくんです。
なので、なるべく肌を出した状態で、日中に30分程度のお散歩をするのが、効果的で最もオススメな方法です。
夏や冬は、空調のきいた室内で窓を開けておこなうのもアリ
夏は暑すぎるし、冬は逆に寒すぎる。
それで体調崩したら元も子もありません。
そんな時には、空調のきいた室内でなるべく肌を露出し、窓を開けておこなうというのもアリです。
ちなみにこの場合、網戸はしていても問題ありません。
窓ガラスだけしっかり開けておけばOK!
無理なく継続していくのがポイントです。
日光の弊害が気になるなら、手のひらと顔だけでも
どうしても日焼けが気になる、とか日光アレルギーの方もいらっしゃいますよね。
そんな場合には、手のひらと顔だけ、それも難しければ手のひらだけでも日光浴してみましょう。
それを「1日20分・週に3回以上」でも効果はあるようです。
健康面での効果を期待するわけなので、無理せず継続するのが大事です。
【日光浴の効果】まとめ
日光浴には以下のような効果があります
骨の健康維持
免疫機能の改善・向上
認知症リスク半減
糖尿病予防
・セロトニン分泌によるメンタルの健康に寄与
・メラトニンによって寝付きがよくなる
そして15〜30分を週に2・3回おこないます。
その際には
・なるべく肌の露出を多くして
・日焼け止めは塗らない
・家の中でおこなう場合には、窓ガラスは開ける
といった部分が重要です。
散歩と組み合わせておこなう事で、セロトニン分泌の面でも効果が最強になります。
何はなくても、健康さえあれば何とかなります。
手軽にできて効果も大きい、日光浴から始めてみませんか!